伊勢慶旅館

 

 江戸時代から営業している老舗料理旅館。江戸時代中期以降、伊勢神宮の参詣が盛んになりその経路の阿保は宿場町として栄えた。その当時から一度も建物は倒さず、当時の柱がそのまま残っている。

 料理旅館として手作りにこだわったおいしい料理を提供しており、宿泊目的だけでなく料理を求めてやってくるお客さんも後を絶たない。料理に合わせて提供される酒も良いものだけを選んでいるので、「伊勢慶旅館に来れば変わったおいしいお酒が飲める」と評判である。

 泊まる方の希望に合わせて、夜遅くや朝早くにも対応している。また、食事の時は主人自らがお客さんと一緒に会話を楽しむことで料理とともにお客さんの旅の疲れを癒している。

 


 地元の食材を大切にし、若戎の酒や近隣の農業高校が育てた豚を料理に使用することで地元の味を広めている。地区内でのつながりを大切にし、大型店への流入によって崩れてしまった商店街のコミュニティの再構築に力を入れている。「一生懸命やっていれば何とかなる。地道にやっていきたい。」と主人は語る。

 

伊賀市阿保1417-4

0595-52-0074

年中無休(1/1~1/3は休み)

 


 

 

【商店街のこれからについて思うこと】

 手を打つのが遅く、商店街のお店は歯抜け状態になってしまった。

 今はまだ商店街内の足並みがそろわず、大型店に負けてしまっているが、これからも商店街内の専門店がギリギリでも辞めずにやっていくことで商店街を守っていきたい。